おひさしぶり!!!
動画出しました!!!!!!ほめてほめて
「人体パズル」というフリゲの実況動画を作りました。
メールで製作者さんから動画化OKのお返事をいただいてnヵ月かかってしまいましたが、何とか年内に上げることができました。
今回のブログは人体パズルを完走した感想、次回で全ルート回収後の自己解釈による考察をまとめていきます。ストーリーのネタバレなど当たり前のように含んでおりますのでこんなブログ読んでる暇があるなら早くプレイしてください。最高の鬱ゲーです。
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どんなゲーム?
▼あらすじ
複数の猟奇的な事件が示し合わせたかのように発生した。
「夜は外を出歩かないように」
「人通りの少ない場所を避けるように」
そのような注意勧告がすぐになされたが、私と友人はそれを知らなかった。
▼目的
落ちている道具や物を使って脱出。
脱出中の行動によってエンディングが変化。ふりーむ!配布ページ説明欄より引用
一言でいえば「鬱ゲー」。
4人組の殺人犯グループに誘拐された主人公は、友人と共にアジトを脱出するため行動に出ます。そこで目にするのは、身体がバラバラにされた犯人たちとその身体の一部と思われるパーツ。凄惨な状況を物語る犯人たちの手記。
罪で穢れた身体を拾い集める主人公は、一体どうするのか...
プレイした感想
友人に「人体パズルおまえ好きそうだしやりなよ(要約)」とおススメされて今回選んだわけですが、久々の録画+休日の寝ぼけという状態で挑んだためにかなり脳死でプレイしてしまいました。動画をご覧になれば分かる通り、口は回ってねぇわ漢字は読めてねぇわだし、そもそもまともに話を追えているかすら怪しい。
ですが、遊んでる内にどんどんのめり込んで行ってしまったのも事実です。インパクトのある配色、人の生々しさを感じさせる壮絶なイラスト、シンプルだけど味の濃いストーリー!名作と呼ぶための要素が確実に揃っているゲームでしたね。
つい見ちゃう、つい知っちゃう
このゲーム、難解な謎解きとか、登場人物の好感度システムとか、そういった複雑なイベントなども無くてホントにサクッとエンディングまで遊べちゃうボリュームでした。それでもなぜここまで印象深く心に残るのか...率直にグロいのはもちろんですが、やっぱりプレイヤーに与えられる選択肢と因果が関係してると思います。
例えば、得体の知れないおクスリを飲まなきゃいけなかった時。何気なく拾ったハサミで人形を切り裂いた時。小腹満たしのためにコンビニへ出かけようとした時。
何をするにも嫌な予感がする。そしてちゃんと嫌な気持ちになる。
「誰がこんな好き好んで最悪な気分にならなくちゃいけないんだ」と思いつつも、怖い物見たさの勇気でホラゲを遊んできた皆さんは手を止められず、見るも無残な惨状を目の当たりにし、満足してエンディングを迎えることでしょう。
このゲームはそういう人間の行動心理をよく分かっているような気がします。
二周目、三周目とルートを変えていくうちに、主人公の存在意義だけでなくゲームタイトルの意味や「友人よ、君だけは死なせない」というキャッチコピーの重みもズドンと変わっていく。真実を知れば知るほど胸糞悪くなっていく。ちゃんとそういうコクのある膨らみを持たせたゲームを作れるのってめちゃスゴイな!!と思いました。
グロさの良い塩梅
フリゲのホラー演出って、一時期とにかくジャンプスケア(急に驚かせてくるやつ)しまくってネットに落ちてるホラー画像でプレイヤーの肝を冷やした奴が勝ち!みたいな風潮あったじゃないですか?※消費者視点正直ああいうのは陳腐でしょうもないからあまり好かなかったんですが、この人体パズルはその点かなりバランス良かったです!
一見すると小さなドット絵でマイルドな死体描写だったものが、核心に触れる時それがかなり惨く残酷な事件であったことを物語るイラストとなって画面に映し出される...というように、ちゃんと筋の通った演出になっています。
何か知らんけどとにかくデカい音で驚かされて何か知らんけどめっちゃ怖い画像見せられてる!!とはならなくて、グロいドット絵や一枚絵1つ1つに意味と背景を感じることができます。これは製作者さんがストーリー自体もきちんとこだわって力を入れた証拠なのではないか、と個人的に思いました。
このゲームが公開されたのは2012年らしいのですが、今現在も製作者さんが不定期にアップデートを行ったり、ファンアートが投稿されたりと愛されている作品です。
フリゲで少し懐かしい気分になりたい皆さんも、ぜひ人体パズルを選んでみてくださいね!