すき焼き
やったーーーー!!!!!!!バイトお休みだーーーーーーー!!!!!!
オラッッッッッ!!!!!
これは食べ終えた牛すき鍋膳の写真です
少し前に孤独のグルメですき焼きを食べる井之頭五郎を見てからずっと囚われていたのですが、吉野家でその呪縛から解放されてきました。
肉が美味しくてうれしかったです。牛肉は人を狂わせます。
買い物
母に頼まれて日用品を買い回っていました。
私の母は部屋にカレンダーを飾りたがる性癖があるのですが、自分で買ってきた新しいカレンダーが小さくて見づらいと文句を言っていたので、100均でさらに大きいサイズを見てきました。そのせいで今リビングには2023年のカレンダーが2つ存在しています。本当にいらないです。
100均へ行くついでにまた本を読み進めるため喫茶店を探していたのですが、せっかくだから前々から気になってはいたけど入ったことの無い店にしよう!と訪れたところ、年末年始の休業で閉まっておりました。南無三。
他の慣れ親しんだお店は正直ちょっと値段設定が高めで、買い物後でカラッカラの財布から呪詛が聞こえてきそうだったので泣く泣く諦めて帰宅しました。次の休日こそは行きます…
読了
「西の魔女が死んだ」を読破いたしました。以降ネタバレ感想文になりますのでご了承ください。
まいと私
前回のブログでお話しましたが、主人公の「まい」は中学に上がりたての女の子で学校に対し嫌悪感を抱いています。ある日から学校をお休みして、森の奥で暮らす「おばあちゃん」の元で「魔女修行」をするようになり、その中で自分の心や人格と向き合っていく…というのが簡単なあらすじです。
まいは、とても純粋で繊細な子です。
学校での人間関係には欠かせない仲良しグループという概念(正確にはそのグループを形成するに至る駆け引きのようなもの)に疲れてしまい、仲良しの子とも離れてやがて孤立してしまいます。
私はまいを抱きしめたくなりました。おばあちゃんのように知恵や料理でこの子を元気付けることは出来ないけど、私自身も子供の時から何ら成長していないものですから、まいの抱える痛みがとてもよく伝わってくるのです。
それだけでなく、陽が差し込む林の中の切り株に腰掛けて本を読んだり、暗い洞穴の中に広がる銀白色の花々の美しさに見とれたり、まいが自然の草木を尊ぶ様子が本当に美しい。
もし私がまいとお友達だったら、その人格を尊敬して決して孤独にさせなかったのになぁ。
死という概念
「ニシノマジョ カラ ヒガシノマジョ ヘ
オバアチャン ノ タマシイ、 ダッシュツ、 ダイセイコウ」
いかんこのシーン思い出すだけで泣きそう
これは、おばあちゃんの魂からまいへ向けての最期のメッセージです。
おばあちゃんは生前、死後の世界について「ずっと身体に縛られていた魂が、身体から離れて自由になること」だと語っていました。そして、もしおばあちゃんが死んだ時はまいを怖がらせない方法で知らせるね、という約束もしていました。
お父さんの仕事の都合で引越しが決まり転校したまいは、おばあちゃんの家での生活に別れを告げ、再び学校に通い始めます。2年の月日が経ち、おばあちゃんの訃報を聞いたまいはお母さんと共に再びその家を訪れて、ガラスの土汚れを指でなぞったような跡であの最期のメッセージが記されているのを、まいは見つけたのです。
ああ…(号泣)
死後の世界というのは本当に未知で、だからこそ輪廻転生や天国地獄などの色々な説が唱えられるようになったわけですが、おばあちゃんは「魂は旅をするもの」だと考えたのですね。
私自身の死に対するイメージはやっぱりごちゃごちゃしていて、永遠に夢を見ているような感覚になるのかなとか、真っ暗で何も聞こえない状態が続くのかなとか色々想像しますが、結局死ぬまで答えは分かりません。だからといって死んで確かめたいとまではなりませんし。
だからこそその反面、死後の世界の色々な説って否定することが出来なくて面白そうだなと思ったりもします。おばあちゃんの言うことが正しいかもしれないし本当に天国や地獄があるかもしれない。幽霊とかも実在しててゾンビとして蘇ったりもする。信じるかどうかはさておき、そういう想像をして自分の命の行き先に思いを馳せるのも、人間の特権だなぁと考えさせられます。
魔女修行について
本の巻末にある早川司寿乃さんによる解説では「人間は本来、他の動物と同じ自然の一部」「魔女修行は、本来の人らしい人になるということなのかもしれない」と書かれており、その事を踏まえるとまいは充分魔女の素質があったんだろうなぁ…と思いました。
結局おばあちゃんは本当に魔女の血筋だったのかどうかは物語を見る限りだとちょっと曖昧なままですが、おばあちゃんの言う「魔女」や「魔女修行」そのものが、人生の指標の比喩だったり、まいの背中を押すためのおまじないのようなものだったりしたのかも知れませんね。
読書
今回まるまる1冊(200ページ強くらいしかないけど)読んでみて思ったのは、まいがお気に入りの場所の切り株に座って本を読んでいたように、私も自分なりに羽を伸ばせる場所で没頭できるような環境であれば、少なくとも今までよりは遥かに集中して本を読み進めることが出来るという事では?と思いました。
これまでも何冊か小説を読むことはありましたが、学校だと時間が限られているし、家だと家事手伝いに追われて全く手を付けられないしで、せっかく読んだ内容も後日すっかり忘れている事が多かったです。
ですが今回は自分を甘やかすつもりでレストランやネカフェに行ったりしてみると、あっという間に読み終えてしまいました。名残惜しいくらいです。
ずっと私は、頭が悪くて忘れっぽくて、そのせいでまともに読書ができない愚かな若者だと思っていましたが、どうやらやり方次第で少しは改善できそうです。とても良い本と機会を与えてくれた身内に心から感謝しています。
お絵描き
年明けてから絵を描いていなかったので、東山コベニがバニー姿で涙を浮かべているイラストを描きました。興味があればTwitterを覗いてください。本当にただのらくがきですが。
明日もいつも通りバイトです。現代のサンタクロースは年中子供にプレゼント配ってて大変ですな。
ではおやすみなさい。